ニューオーリンズ旅行記の前編では、フレンチクォーター界隈にあるレストランの紹介等をしましたが、この後編では、ニューオーリンズ滞在中に行ったオークアレイプランテーション(Oak Alley Plantation)や第二次世界大戦博物館(The National WWII Museum)、蒸気船Natchez号でのミシシッピ川クルーズを紹介します。
また、おまけとして、今回の旅行で滞在したニューオーリンズマリオット(後述する、シュガーボウルというカレッジフットボールプレーオフ準々決勝の出場校であるジョージア大学の選手・関係者の宿舎になっていました)や、バーボンストリートにて1月1日未明に発生した事件の影響で延期されたシュガーボウルについても簡単に触れたいと思います。
(※冒頭の画像はESPNニュースサイトから抜粋)
オークアレイプランテーション
アメリカ南部の黒人奴隷労働の歴史を後世に伝える施設、オークアレイプランテーション。↓の写真は、農園主であったJT ロマン氏やその家族が生活していたBig Houseと呼ばれるマンション(邸宅)です。30分おきに建物内部のリビング、ダイニングや寝室といった部屋をガイドしてもらえるツアーが開催されています。

Big Houseの他に、奴隷たちが当時生活していた小屋などが再現されています。オークアレイプランテーションは、他のプランテーションとは異なり、農園主が生活するマンションの近くに奴隷用の小屋が建てられていたそうですが、あまりの環境の違いに言葉が出ませんでした。

オークアレイプランテーションの見学にあたっては、New Orleans Steamboat Companyが主催するツアーに参加しました。このツアーでは、フレンチクォーターからオークアレイプランテーションまでの往復のバス代と、オークアレイプランテーションの入場料がセットになっています。料金は、大人一人$61.5です。
フレンチクォーターの[400 Toulouse St, New Orleans, LA 70130]からオークアレイプランテーションまでは約1時間15分かかり、途中でバスの運転手が他のプランテーションの前に停車して簡単なガイドをしてくれます。なお、バスに乗る際は、往路は進行方向左側、復路は右側の席に座ることを強くおすすめします。プランテーションがあるのは上記のサイドのみなので、反対側に座ってしまうと見にくいですし写真もうまく撮れません。。。バスの最後部にはトイレがついています。

私がツアーに参加した日は、バスがほぼ満席になるほどの盛況ぶりでした。
行程は、10時にフレンチクォーターの駐車場に集合し、約1時間15分かけてオークアレイプランテーションに移動。現地で12時又は12時30分開始の農園主のマンション(”Big House”というどこかで聞いたことのある別称もあります)のガイド付き見学ツアーに参加して、13時15分に集合場所であったフレンチクォーターの駐車場に向けて出発。14時45分頃に解散、という流れでした。
このツアーの感想は、バスでの移動は快適だったのですが、オークアレイプランテーションでの滞在時間が全然足りず、レストランに立ち寄れないなど、消化不良に終わってしまいました。。。自らレンタカーやUberなどを利用して現地まで行って、時間に縛られずに展示物の見学や食事をしたかったな、という思いです。
なお、
マンションのガイド付きツアーは、12時開始の回に参加した方が、バスの出発時間までの余裕があって、レストランやお土産物店での滞在時間を確保できるので、そちらを推奨します。
第二次世界大戦博物館
ニューオーリンズには第二次世界大戦博物館があります。今回のニューオーリンズの旅行で最も印象に残った場所がここでした。

アメリカ側から見た第二次世界大戦は、当たり前かもしれませんが、戦争相手であった日本の視点とは全く異なるということがよくわかりました。真珠湾攻撃、開戦後の在米日本人や日系人の処遇、ミッドウェー海戦やガダルカナル島での戦い、沖縄での戦い、そして原爆投下など、衝撃的・刺激的な展示がなされており、ニューオーリンズに行った際にはこの博物館に立ち寄ることを強くおすすめします。
入場料は、大人が$36で5歳以下の子供は無料です。





蒸気船Natchez号でのミシシッピ川クルーズ
Natchez号でのミシシッピ川のクルーズもニューオーリンズでは定番の観光だと思います。
ジャクソンスクエアの近くの船着場から出発して、約2時間ミシシッピ川をクルーズして同じ船着場で解散という流れです。ランチは11時開始の前半組と、12時15分開始の後半組に分けられています。出港するのは11時30分なので、前半組のランチの半分ほどは停泊中に食べることになります。
ドレスコードは「カジュアル」とのことで、乗船客のほとんどは普通の街歩きの服装という感じで何も気にしなくて大丈夫だと思います。
料金は、ランチ込みで大人は$65、6歳以下の子供は無料です(ランチを食べる場合は有料)。


シュガーボウル前日だったこともあり、Natchez号の停泊中は、ジョージア大学とノートルダム大学のそれぞれの応援歌が演奏されており、両校のファンが盛り上がっていました。
ニューオーリンズマリオットに宿泊
今回の旅行では、ニューオーリンズの目抜き通りであるCanal Streetに面したニューオーリンズマリオットに宿泊しました。
全く意図していなかったのですが、このホテルはシュガーボウルに出場するジョージア大学の選手・スタッフやマーチングバンド、選手の親族などジョージア大学軍団の滞在ホテルとなっており、ホテル内はジョージア大学仕様になっていました。
なお、対戦相手のノートルダム大学は、ヒルトンニューオーリンズリバーサイドというホテルに泊まっていたようです。
ニューオーリンズマリオットとヒルトンニューオーリンズリバーサイドは、いずれもシュガーボウルのスポンサーを務めており、2026年以降もシュガーボウル出場校の宿泊施設になると思われますので、もし選手を生で見たり、ファンの熱気を感じたりしたいのであれば、上記ホテルに宿泊すると良いと思います。



ニューオーリンズの元日の風物詩:シュガーボウル
シュガーボウルについては、以前別の記事にて歴史等を紹介しましたので、こちらをご覧ください。
シュガーボウルの試合日前日である12月31日には、下図の経路でパレードが行われました。ニューオーリンズの有名な祭りであるマルディグラ(Mardi Gras)と同様のスタイルで、マーチングバンドやチアリーダーらが車の荷台やオープントップバスに乗って、歓声の中、通りをゆっくりと進みます。
North Peters Streetは、Cafe Du Mondeがある通りで、パレードはジョージア大学ファンとノートルダム大学ファンの双方が集結して大盛況でした。

1月2日に開催されたシュガーボウルは、戦前の予想を覆してノートルダム大学が23-10でジョージア大学をアップセット!ペンシルベニア州立大学とのオレンジボウル@マイアミへと駒を進めました。
ニューオーリンズ旅行記は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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