CFP一回戦 オハイオ州立大学vsテネシー大学@オハイオスタジアム

アメリカンフットボール

12チーム制のプレーオフ初年度の一回戦、オハイオ州立大学vsテネシー大学の一戦をオハイオスタジアムで観戦してきました!本記事ではオハイオスタジアムへの行き方や現地の雰囲気などを中心にまとめましたので是非ご覧ください。

オハイオスタジアムの紹介

オハイオスタジアムは、オハイオ州立大学のフットボールチームであるBuckeyes(バックアイズ。バックアイとは北米由来の木の名前で、1953年からバックアイはオハイオ州の木としてオハイオ州のシンボル的な扱いになっています。)のホームスタジアムで、オハイオ州の州都であるコロンバスに所在しています。

収容人数は102,780人で、全米で4番目の規模を誇るスタジアムです。上から見ると馬の蹄の形に見えることから、”The Horseshoe”や”The Shoe”といった愛称で呼ばれています。

オハイオ州立大学の選手入場の場面。ド派手な演出とともに選手が登場します。

座席は、基本的にはミシガンスタジアムやランボーフィールドと同様に、隣の席との仕切りや背もたれがついていない金属製のベンチ式で、この試合の時のように寒い日だと席は氷のように冷たくなり、座っていると体全体が冷えてくる感覚になります。

奇数のセクションがホームのオハイオ州立大学側、偶数のセクションがビジターチーム側となります。日本の野球やサッカーの試合のように贔屓のチームによって座る場所が区別されているわけですし、普段の試合では9割以上がオハイオ州立大学のファンで占められているはずなので、席を検討する際にセクションを気にする必要はないと思いますが、今回のプレーオフのテネシー大学戦のような大きな試合でビジターチームのファンも押しかけるような試合の場合は、セクションを気にした方がよさそうです(2025年のWeek 1のテキサス大学戦もある程度はオレンジ色に染まるでしょう)。

駐車場はスタジアム周辺に点在

オハイオスタジアムは、オハイオ州立大学のキャンパス内にあり、スタジアム周辺とキャンパス内の少し離れた場所に駐車場があります。

私が行ったときは、West CampusのPublic Parking(下の図の左寄りにある黄緑色の駐車場)に車を置きました。駐車料金は$30でクレジットカードで決済しました。そこから、無料のWest Campus Shuttleというシャトルバスに約5分間乗って、Mount Hall Loopからスタジアムまで徒歩5分ほどの場所にあるCoffey Road Parkまで移動してスタジアムに向かいました。

West Campus Shuttleは2台又は3台で一組となってひっきりなしに観客を輸送していました。常に数台のバスが待機している状態なので、ほとんど待ち時間なくバスには乗れるはずです。

12月のナイトゲームなので気温は氷点下

オハイオ州立大学vsテネシー大学の試合は、シード8位vs9位の対戦であることや、両校がBig TenとSECというカレッジフットボール界を牽引する強豪カンファレンスの名門校同士の対決ということもあって、プレーオフ一回戦の4試合の最後を飾る形で土曜日の夜8時キックオフに組まれました。前日の金曜日夜にインディアナ州サイスベンドで行われたノートルダム大vsインディアナ大学戦や、土曜日の昼にペンシルベニア州ステートカレッジで行われたペンシルベニア州立大学vsSMU戦もかなり冷え込んだようですが、この試合も23~26℉(≒-3~-5℃)という厳しい寒さのなかで行われました。

華氏での気温表示です。万全の防寒対策で臨む必要があります。

試合は序盤からオハイオ州立大学が圧倒

試合はオハイオ州立大学の攻撃から開始。テネシー大学の反則もあってオハイオ州立大学の攻撃が続き、最後はQB Will Hawardから1年生のスターWR Jeremiah Smithへの37ヤードのTDパスが決まり先制。さらに第1Qのうちに2つのタッチダウンを追加し21-0と大きくリード。

オハイオスタジアムは、ミシガン大学戦の敗戦のフラストレーションや試合前の不安を晴らすかのように大盛り上がり。テネシー大学のファンも、スタンドの一部をオレンジに染めるほど大挙して押し寄せていましたが、あまり盛り上がれる場面もなく試合は進みました。

第3Q終了後には、ドローンによる見事なショーが披露されました。

前半を21-10で折り返し、後半も手を緩めずに攻め切ったオハイオ州立大学が42‐17で圧勝!テネシー大学はパスで104ヤードしか進むことができず、終始攻撃に苦しんでいました。寒さの影響が多少はあったのかもしれませんが、それよりもオハイオ州立大学のパスカバーが良かったという要素が大きかったように思います。

第3Qが終了したあたりからテネシー大学のファンは続々と席を発ち始め、試合終了時点では半分近くの観客がすでに帰路についていました。

試合中、スタンドでは、オハイオ州立大学が得点をしたりテネシー大学の攻撃が終わったりする度に”SEC”のチャントが鳴り響いていました。意味を完全には理解できていませんが、私は、最強カンファレンスと呼ばれるSECへの嫌味や皮肉として連呼していたものと理解しました。

オハイオ州立大学は2025年1月1日に開催されるオーズボウルへの進出を掴み、10月の対戦では1点差で惜敗したオレゴン大学との再戦に臨みます!

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