2025年のカレッジフットボールがいよいよ本格的にスタートしました!このブログではミシガン大学ウォルバリンズのシーズン全試合のレビューを書いていこうと思います。
2025年シーズン初戦
初戦の相手はニューメキシコ大学。ホームのミシガンスタジアムでのナイトゲームでシーズン幕開けを迎えるのは昨シーズンと同様。昨シーズンと大きく異なるのはQBへの期待でしょうか。
事前にアナウンスされていた通り、ミシガン大学の先発QBを務めたのはフレッシュマン(1年生)で、つい最近(8月19日)18歳の誕生日を迎えたばかりのBryce Underwood(#19)。18歳の大学生であるにもかかわらず、巨額のNILディールによってほとんどの人が一生かかっても手にすることができない額の大金を稼いでいる若者です。
4月に開催されたスプリングゲームでプレーを見た際には、「いくら世代No.1選手といっても、高校と大学ではレベルが違うだろうから、すぐに活躍することを期待するのは酷だなぁ」と感じましたので、この試合も温かく応援しようと心に決めていました(多くのミシガン大学ファンも同じ心境だったのではないでしょうか)。
蓋を開けてみると、Underwoodはパス31回中21回成功・251ヤード獲得・1TD・0INTという活躍。3rd Down&Longというパスシチュエーションでもしっかりとパスを成功させて1st Down更新をするなど、大器の片鱗を見せる動きだったと思います。Justice Haynes(RB#22)の2個目のTDランの時には、身を挺してブロックしており、ケガをしないかヒヤヒヤしましたが、若さと闘志が感じられたのも良かったです。高校時代のプレー集を見ると、ラン能力も相当高そうなので、走ろうと思えば走れるのでしょうが、けが予防のためにランやスクランブルは封印していそうです。レギュラーシーズン最終戦のオハイオ州立大学戦になれば、急に走り始めるかもしれませんね。
Haynesは、満場一致でこの試合で最も輝いた選手と評価されるでしょう。超名門のアラバマ大学から転校してきた選手で、昨シーズン最終戦のボウルゲームで活躍したJordan Marshall(RB#23)との二枚看板としてミシガン大学のランプレーを牽引することが期待されていましたが、その期待に見事応える大活躍でした。一方で、Marshallについては少し心配。結果だけ(キャリー11回で29ヤード獲得)を見ると芳しくはありませんでしたが、2022年・2023年シーズンに活躍したBlake CorumとDonovan Edwardsのようなタンデムとして頑張ってほしいです。
ディフェンスに関しては、ニューメキシコ大学に17点を取られたのは少し残念でしたが、Jaishawn Barhamのサックがターゲティングの反則と判定されたり(本人は判定にかなり不満そうでした)、ニューメキシコ大学のWRがボールをコントロールしない状態でサイドラインを割ったにもかかわらずパス成功と判定されたりと、不運な判定もあったので点数については無視したいと思います。フロントは相手QBにプレッシャーをかけ続けられていたので、今シーズンのディフェンスは期待できそうです。
次戦は敵地でのオクラホマ大学戦
次週は敵地ノーマンでのオクラホマ大学戦。オクラホマ大学は初戦を35-3で快勝し、ミシガン大学との伝統校同士のノンカンファレンス戦に臨みます。シーズン早々のBIG Ten vs SEC戦の第一ラウンドとなったオハイオ州立大学vsテキサス大学戦はオハイオ州立大学に軍配が上がりましたが、今回はどうなるでしょうか。
Underwoodにとっては、2戦目にしてアウェイでの強豪との対決となり、かなりタフな試合になることが予想されます。しかし、その裏返しとして、成長のために良い糧となるはずなので、ケガなくこの一戦を乗り切ってほしいです。
Soonersとの試合が楽しみです!
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