【AMTRAK乗車記】Wolverine号

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2024年5月にミシガン州のアナーバー駅からイリノイ州のシカゴ・ユニオン駅まで、ミシガン州横断列車であるWolverine号に乗車しましたのでその記録を記事にしました!

AMTRAKでの旅行を計画中の方には参考になるかと思いますので是非ご覧ください。

Wolverine号の概要

AMTRAKは全米で長距離旅客列車を運営する会社ですが、ミシガン州界隈ではWolverineという名称の列車を運行しています。東海道新幹線の「のぞみ」や「ひかり」のように列車に愛称を付けているのですね。

Wolverineはミシガン州の象徴的動物と言われており、ミシガン州のことを「Wolverine State」と呼ぶこともあるそうです。そうした象徴の名を冠した列車ということで、ミシガンの代表的な路線と言って差し支えないと思います。

Wolverine号は以下の駅に停車します。括弧内はシカゴからの所要時間の目安です。

  • Chicago
  • New Buffalo(1時間15分)
  • Niles(1時間35分)
  • Kalamazoo(2時間10分)
  • Battle Creek(2時間45分)
  • Jackson(3時間40分)
  • Ann Arbor(4時間25分)
  • Dearborn(5時間5分)
  • Detroit(5時間35分)
  • Royal Oak(6時間)
  • Troy(6時間5分)
  • Pontiac(6時間25分)

なお、時刻表でスケジュールを確認する際には注意が必要です。シカゴはアメリカ中部時間であるのに対して、ミシガン州内はアメリカ東部時間になるため、シカゴからミシガンに向かうときは州の境を超えると1時間分時計が進み、反対にミシガンからシカゴに向かうときは1時間分時計が遅れることになります。

どうやって切符を手に入れるの?

切符はAMTRAKの公式ウェブサイトから購入しました。値段は曜日や時間、混雑状況によって変動するため、予定が決まり次第、お早めに切符を確保しておくことをお勧めします。

なお、購入の際にRewardsプログラムに登録するとポイントが溜まり、航空会社のマイルと同じように、将来的に一定のポイントと切符を交換することができるようになりますよ。

AMTRAK公式サイトはこちらです。残念ながら日本語ページはありませんが、出発地・目的地と日付を入力すれば買えるので大丈夫ですよ。

Amtrak

車内はどんな感じ?快適なの?

端的に言って車内は快適です。座席はヨーロッパの長距離列車のように車両の半分は後ろ向きで固定されている形になっていますが、シートピッチや座席の横幅は一般的な日本人体型の方であれば余裕がある広さです。

↑の写真で、荷物棚に付箋が貼ってあるのがわかるでしょうか。これは車掌さんが車内で切符の確認に来た際に、各乗客の降車駅を付箋にメモして棚に貼り付けるというアナログな方式で車内検札をしていることによるものです。剥すと面倒なことになる可能性がありますのでそっとしておきましょう。

座席については、Coachクラスであれば自由席で早い者勝ちになっていますので注意しましょう。Coachでは追加料金を払って座席指定を得るということもできません。

この点、東海岸の主要都市であるボストン、ニューヨーク、ワシントンD.C.などを結ぶAcela号は指定席となっています。Acela号についてはまた別の記事で紹介します。

カフェ車両も連結されている

ありがたいことにWolverine号にはカフェ車両が連結されており、シカゴ行きの場合は最後尾の車両でカフェが営業されています。そこでコーヒーや軽食が購入できますし、飲食のための席がありますので、気分転換などには最適です。ちなみにコーヒーは$2.25と比較的安めのお値段となっています。

おわりに

本記事ではAMTRAKのミシガン州路線であるWolverine号について解説をしました。

ミシガン州からシカゴへは車でも行ける距離ですが、車を持っていないや長距離ドライブが好きではない方にとってはWolverine号は有力な選択肢になると思います。上記の内容に参考に、楽しい旅の計画作成に役立てていただければ幸いです!

シカゴのユニオン駅は、ヨーロッパ的なターミナル駅とも日本的な高架駅とも違う独特の雰囲気です。

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