前回に引き続いてThe Players Championshipの舞台となっているTPC SawgrassのStadium Courseについて書いていきます。今回は、TPCソーグラスのなかでも特に注目に値すると考えているホールを紹介します!
具体的には、4番、5番、6番、8番、そして、あの有名な17番と18番です!
4番 387yds Par 4
最初に取り上げるのは4番です。387ydsと距離は短いものの、グリーン手前の右手前から左奥へ池が細長く待ち構えており、また、フェアウェイの左には丘があるというホール。↓の写真はティーイングエリアの脇からグリーン方向を撮影したものですが、右から池→バンカー→フェアウェイ→丘というように段々になっており、余計にティーショットの落としどころが狭く見えます。
3日目はピンポジションが左奥だったこともあり、選手らはフェアウェイ右寄りを狙っていたと思いますが、バンカーに入れてしまう選手もいました。

↓はグリーン奥からティーイングエリア方向を撮影したものです。グリーンは池の方向に傾いており、上りのパットを打ちたいのであれば池寄りを攻めないといけませんがそれは至難の業でしょう。

5番 469yads Par 4
次は5番。今度は469ydsというやや長めのPar 4です。ティーイングエリアからの景色は先ほどの4番と似ていますが、ティーショットの落下地点が見えづらく、しかも奥には池があるので相当な正確性が求められます。
今年は全体で4番目の難度でした(平均4.210打)。

6番 413yds Par 4
6番ホールは今年のThe Players Championshipで一番注目されていたホールかもしれません。なぜなら、6番ティーイングエリアの目の前の木が復活したためです。

こちらがティーイングエリア後方からの写真ですが、木と枝によって窓?トンネル?のように打ち出しの空間が制限されていますね。アマチュアならこの木が気になって左の池や右の林に飛び散っていきそうですが、プロは弾道を抑えて難なく打っていきます。さすがです。
6番ティーイングエリア周辺は常にギャラリーがたくさんおり、そうしたプロの技術を間近に見ていました。
8番 236yds Par 3
TPCソーグラスのなかでは数少ない池が絡まない8番ホール。しかし、グリーン周辺にはバンカーがたくさん設けられています。そして、距離が236ydsと長い。また、ドローで狙っていく場合は右の高い木が絶妙に邪魔になります。

トップオブトップの選手たちにとっても距離の長いPar 3は簡単ではなく、全体で3番目の難度となっていました(平均3.220打)。
ここでは、アマチュアにはまず打てないであろうロングアイアンでスピンの効いたショットとその打音を楽しむことができます。私が見た限りではハイブリッドやユーティリティを使う選手はいませんでした。
17番 141yds Par 3
TPCソーグラスを象徴するアイランドグリーンを擁する17番。説明は不要かもしれません。16番グリーンと17番は周囲にグランドスタンドが建てられ、スタジアム状になっていてとても見やすくなっています。ここに折り畳み椅子やシートで場所を取って一日中17番を眺めているのも良いかもしれません。大型スクリーンもあるので全体のスコアの推移もわかります。

↓の写真から見て取れると思いますが、グリーンは真ん中に尾根があって左前と右前、奥に向けて傾斜しています。テレビで見ていた以上に急な傾斜で、ただグリーンに乗せるだけではその後が難しい(乗せるだけでも大変ですが…)ということがよくわかりました。

この17番は5番目の難易度だったようです(平均3.120打)。
18番 462yds Par 4
さて最後です。18番。視界の左半分はすべて池。かといって、奥は林で、刻むと2打目の距離が残る、というとても難しいホールです。難度は2位で平均ストロークは4.260打でした(ちなみに1位は14番で4.280打でした)。

ティーイングエリアの後方は丘になっていて、ギャラリー的にはとても見やすいところです。3日目は、ここでマキロイは3Iで強風に負けない強弾道でフェアウェイど真ん中に飛ばしていました(2打目も完璧で結果バーディ)。

18番のグリーンの先には豪華なクラブハウスがあります。The Players Championshipの開催時は一般人は中に入れませんが、いつかはプレーの予約をしてまた訪れたいなと思わせる雰囲気でした。

以上、TPCソーグラスの個人的な注目ホール紹介でした。少しでも参考になれば幸いです。ありがとうございました。
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