オーガスタナショナルゴルフクラブでのマスターズ観戦前日に、ノースカロライナ州にあるパインハースト(No.2)に行ってきました(プレーはしておらず、クラブハウス周辺と別で記事にするUSGA Experience & World Golf Hall of Fameに入ったのみですが…)。パインハースト(No.2)といえば2024年のU.S.Openでデシャンボーとマキロイの激闘が繰り広げられた舞台です。
パインハーストリゾート
パインハーストリゾートは、アメリカ南部のノースカロライナ州パインハーストにあるゴルフ場を中心としたリゾートで、合計でなんと12ものコースが存在します。最も古いNo.1というコースは1897年に造られ、1世紀以上もの歴史を誇る場所です。ゴルフリゾートとして一般客にも門戸が開かれており、私が行った日も多くのゴルファーで賑わっていました。
今回訪問したパインハーストのNo.2は、ドナルド・ロスが設計し1907年に開場したコースで、パインハーストの象徴となるコースです。チャンピオンシップティーでは7588ヤード・Par 72で、自然の地形を活かしたバンカーやグラスエリアが特徴です。アメリカのゴルフダイジェスト誌が選出した2025年のAmerica’s 100 Greatest Public Coursesでは6位に選ばれました(ちなみに1位はカリフォルニア州にあるペブルビーチゴルフリンクスです)。
シャーロット国際空港(CLT)からは車で約2時間の距離にあります。立地に関しては、シャーロットからハイウェイで一本というような便利さはなく、基本的には山間の一般道を走り続けなければならないという道のりです。

有名なのはクラブハウスの前にあり、18番グリーンに向かって右手を伸ばしている銅像。これは、1999年にパインハーストNo.2で開催されたUSオープンで見事優勝したものの、その4か月後に悲劇的な飛行機の墜落事故により42歳の若さでこの世を去ったペイン・スチュワートの等身大の銅像で、「One Moment in Time」と名付けられました。デシャンボーがかつて着用していたハンチング帽は、ペイン・スチュワートやベン・ホーガンを偲んでのことだったようです。

クラブハウス内の廊下には、過去にパインハーストで開催されたUSオープン等の大会にまつわる展示が置かれており、数々の名シーンの舞台になったことを認識させられます。

奥に見える広めのバンカーが、2024年USオープン最終日にデシャンボーが3打目を打ったバンカーです。2025年マスターズ最終日の翌日に、デシャンボーが優勝を引き寄せたバンカーショットを放った場所である旨のプレートがバンカー脇に埋められたようです。
The USGA Experience and the World Golf Hall of Fame
パインハーストNo.2の隣には、USGAによる博物館と世界ゴルフ殿堂があります。内部には様々な展示やショップがありました。こちらについては別記事でまとめたいと思いますので、是非そちらもご覧ください。

クラブハウス内のショップは大変充実した品揃え
パインハーストNo.2のクラブハウスの中には、とても広くて充実した品揃えを誇るショップが設けられています。

パインハーストのロゴを纏ったウェアや小物類などがびっしりと陳列されていました。お土産物に困ることはないでしょうし、ウェアは種類が豊富過ぎて選ぶのが難しいくらいです。
The Deuce
ショップの向かい側には、The Deuceというレストランがあります。こちらはプレーをしていなくても誰でも入店することができます。室内と屋外(テラス)に席があり、テラス席からは18番のグリーンを眺めることができます。

私は、Ahi Tuna Poke Bowl($22)とCart Path Only($9)というノンアルコールカクテルをいただきました。味は普通(…)でしたが、伝統と格式ある雰囲気の店内は最高でした。この日はちょうどマスターズの中継が店内の各モニターで映し出されており、ほとんどのお客さんはマスターズをつまみにして盛り上がっていました。

今回はマスターズ観戦の寄り道としてパインハーストにお邪魔しました。想像していた通りのゴルフパラダイスであり、4月上旬でもゴルフにうってつけの気温・環境でした。今度はゴルフバッグを携えてこの場所を訪れたいと思います!
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