U.S. Open 2025@Oakmont Country Club

ゴルフ

マスターズPGA Championshipに続いて、男子メジャーの第3戦であるU.S.Open(全米オープン)をペンシルベニア州のオークモントカントリークラブにて観戦してきました!

会場のオークモントカントリークラブは2016年以来の全米オープン開催で、その舞台となるのは最多の10度目となります。

私が観戦に行ったのは3日目だったのですが、この日は前日夜からの激しい雨により、ゲートオープンやシャトルバスの運行開始が後ろ倒しになりました。コース内の芝はかなりの量の水を含んでおり、ギャラリーが通る場所はいたるところで泥沼状態になっていました。濡れた芝は滑りやすく、転倒すると泥まみれになって観戦どころではなくなることが目に見えていたので、注意深く慎重に歩いた結果、両足には相当な疲労が溜まりました。

オークモントカントリークラブに行ってみて

主催者のUSGAがオークモントカントリークラブの各ホールの映像を公開してくれています。特徴的なのはサムネイルにも採用されているChurch Pews(”Pew”は教会などにおいて信者が座る長椅子のことです)と呼ばれるバンカーでしょうか。3番ホールのフェアウェイ左側にあります。

オークモントカントリークラブのシャトルバス乗降場からゲートを通って中に入ると、まずChurcu Pewsで有名な3番ホールにたどり着きます。2打目地点の後ろにコースを横断できる通路が設けられているのですが、そこからは2打目地点からグリーンを見上げることができます。

Church Pewsは、ギャラリー目線からだとその形は良く見えません…

この写真からもわかるとおり、クリーンに向かっては打ち上げとなっており、グリーン面は全く見えません。ピンポジション次第ではピンフラッグも見えなくなり、距離感を掴むのがかなり難しそうでした。

次に私が向かったのは、1番ホール。しかし、オークモントCCはコースの真ん中をペンシルベニアターンパイクという道路が横切っており、全米オープン用のシャトルバス乗降場から1番ホールに行くためには、歩道橋を渡らなければなりません。歩道橋によって分断されているのが厄介で、1番グリーンと8番グリーンの近くを結ぶ橋がギャラリー用になっているのですが、人の数に比して橋が細いため、ボトルネックとなり橋の上は常に大混雑・渋滞になっていました。

ようやく1番ホールのグリーンに到着。グリーンの奥からティーイングエリア方向を見ると長い上りになっている1番のフェアウェイが。フェアウェイとグリーンは、マスターズが開催されるオーガスタナショナルGCの2番ホール並みの高低差があり、初っ端からボギー以上がたくさん発生する理由がわかるような気がします。

1番の坂を上ってグリーン方向を撮りました。オークモントカントリークラブにしては珍しくバンカーのプレッシャーはありません(実際はグリーンの左手前にバンカーがあります)。

テレビ中継でも世界の一流選手たちがラフに苦戦している姿が多く映し出されていましたが、下の写真のとおり、ラフは10cmくらいの長さがあったと思います。ボールスポッターの協力がなければ、ボールを見つけることは困難でしょう。

この日はキャリアグランドスラムを達成したローリー・マキロイと昨シーズンメジャー2勝のザンダー・シャウフェレが同じ組で回っており、この組が大勢のギャラリーを引き連れていました。

ファンゾーンの様子

全米オープンの会場というだけあって、ファンゾーンも充実していました。

プロショップは相変わらず巨大で、豊富過ぎる品物が並んでいました。大会3日目ということもあって、良さげなブランド・柄の服はSやMなどのサイズの服が品切れになっていることがありましたが、全体的にまだまだ充実していました。全米女子オープンのプロショップの4倍くらいの広さがあったのではないかと思います。

プロショップの他にも、オークモントカントリークラブのグリーンの速さや難しさを体感することができるパッティング体験ゾーンがあり、息子とともに楽しむことができました。

会場内のアルコール飲料の値段は↓のとおりで、スポーツイベントでの価格としては普通かなという印象でした。

駐車場

会場であるオークモントカントリークラブには、自家用車で近くまで行くことはできず、Red Lot又はBlue Lotに駐車した上で、シャトルバスでオークモントカントリークラブへ行くことになります。

駐車場の割当てについては、4月4日に主催者のUSGAからメールがあり、希望する駐車場を事前に予約するよう指示がありました。駐車料金やシャトルバス代は無料です。

Red LotはHartwood Acresです。

Blue LotはMonroeville Mallです。

実際にRed Lotへ行くと、駐車時にアプリに配信されたQRコードをスキャンすることはなく、何のチェックもなく駐車することができました。雨が降っていたために省力化したのか、最初から確認はしない方針だったのか…

Red Lotからオークモントカントリークラブへは、専用のルートを通って約25分の道のり。ギャラリー輸送のために相当な数のバスが配備されており、待ち時間なしで乗車できました。

最後に

今回は幸運にもマスターズと同じように憧れていた全米オープンを観に行くことができました。心配していた天気についても、午前中だけで雨が上がり、午後は厳しいコンディションで奮闘する選手たちの姿を多く見ることができました。次にオークモントカントリークラブで全米オープンが開催されるのは2033年となります。そのときには、きっと更なるコース改修が行われているはずです。

4ラウンドしてアンダーパーでフィニッシュしたのが優勝者のJ.J.スポーンのみという非常に難しい大会となりましたが、今後もオークモントカントリークラブは全米最難関コースとして君臨し続けるはずです。次回以降の全米オープン観戦にあたって本記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

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