このブログは開設当初からアメリカ・ミシガン州での生活を基本として情報発信をしてきましたが、この度、東京に戻り、新しい生活を始めることになりました。
今回は、ミシガン州から東京に戻り、ある程度の期間生活をして感じたことを述べたいと思います。
どちらが良いとか悪いという話ではなく、ただの一個人の感想としてお読みください。
夏はとにかく湿度・気温が高く、気候が厳しい
まず何といっても東京は暑さが異常でした。特にきついのは湿度の高さ。何もしなくても汗が噴き出してきます。そして、汗をかいても、湿度が高いためすぐに蒸発して体温を奪ってくれないので、そんなに涼しくはなりません。
ミシガン州は冬が厳しい分、夏は最高なので、比較するのはアンフェアかもしれませんが、100℉を超える灼熱のネバダやアリゾナと比べても、東京は暑いと感じました。体感の気温は、湿度の影響も大きいのだと思います。
人の歩く速さ。皆さん忙しそうに動いている。ぶつかっても何も言わずに去る
ミシガン州ではそもそも外を人が歩いていること自体が多くないということはありますが、アナーバーのダウンタウンやミシガン大学周辺は歩行者がそれなりにいます。それらと比較しても、東京の人の歩きは速いです。そして、体が接触しても特に何も言うことなく猪突猛進状態です。
外国人観光客は、きっと「東京の日本人は忙しくて余裕がなさそうだな」と感じているのではないでしょうか。
物価が安い。特に外食
昨今、日本国内の物価も上がってきているようではありますが、アメリカと比べるとすべてが安く見えます(ただし、ゴルフのプレー料金とビールの値段を除く)。特に外食に関しては、3分の1くらいの値段ではないでしょうか。そしてとてつもなく高いクオリティ。外国人観光客からすればパラダイスでしょう。そりゃインバウンド客は増えるでしょう。
自動販売機がどこにでもある。そしてちゃんと稼働している
駅や道端に普通に自動販売機があってとても便利です。しかも、駅の中でも空港の中でも値段が上げられていません。どこで買っても同じような値段なのは、きっと世界的には異常なはず。
街中にゴミ箱やベンチが少ない
これは外国人観光客の感想としてよく言われることかもしれませんが、街中にゴミ箱が少ないのは困ります。それにもかかわらず街中にあまりゴミが落ちていない・捨てられていないのは驚きです。「でも繁華街はゴミが落ちていて汚いぞ」というご指摘があるかもしれませんが、アメリカの繁華街の汚さは比になりません。
街中に統一感がない。建物や道路に一体感や規律がない
無秩序な都市開発も印象的でした。アジア的な派手な看板や、急に現れる西洋的な建物など、統一感の無さが逆に個性を形作っているのかもしれません。
他人の外見に簡単に言及する
日本語でコミュニケーションができてより深い会話ができるからかもしれませんが、「日焼けして肌が黒いね」などと外見に言及されることが多かったのも印象的でした。日本では、基本的には皆が同じような見た目ですので、外見は大体同じであることが当然であるという潜在意識があるからでしょうか。アメリカ生活中も日焼けして黒くなっていた時期がありましたが、アメリカ人から「日焼けしていて黒いね」的なことは全く言われたことがありません。
意外と子供に優しい
たまたま優しい人が多い環境に行っただけかもしれませんが、子供にステッカーをくれることが多々あり、期待をしていなかった分、嬉しい驚きとなりました。
ホテルのサービスが素晴らしい。アメニティも豊富
外食の味と同様、接客業に従事されている皆様のレベルが段違いに高いです。日本では、今のところ、スマートフォンをいじったり、音楽を聴いたりしながら接客をしている方を見たことがありません。
道路が狭い。車が小さい
道路や駐車場の環境が違い過ぎます。アメ車が日本で売れることは今後もないでしょう。
高速道路が遅い
首都高に限らず、東京周辺の高速道路は交通量が多い上に、分岐や起伏、トンネルが多く、運転しているととても遅く感じます。アメリカと日本では自動車の使われ方・運転スタイルが全然違うのだろうと思います。それでもアメリカで日本車が一定のシェア・地位を占めていることは誇らしく思います。
最後に
アメリカでそんなに長く生活したわけではありませんが、東京に戻ってきて感じたことを率直に書いてみました。どちらも良い点・悪い点があり、すべてが完璧ということはないと思います。
ただ、物理的なゆとりは精神的なゆとりにもつながるのだろう、とは感じます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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