カレッジフットボール界の覇者であるアラバマ大学。ミシガンからアトランタを経由してアラバマ大学があるアラバマ州タスカルーサに行き、Saban Field at Bryant Denny StadiumのツアーやPaul W. Bryant Museumの見学などをしてきました!
アラバマ大学は、フットボール以外にも、バスケットボールや野球・ソフトボールなど、多くの競技において強豪校の地位にありますが、今回はフットボール関連に絞って大学探検をすることにしました。
実際には、①Paul W. Bryant Museum→②Supe Store→③Saban Field at Bryant Denny Stadium見学、という順番で回ったのですが、やはり目玉は③でしたのでまずはスタジアムツアーについて書きたいと思います。
スタジアムツアー
収容人数10万1821人を誇るSaban Field at Bryant Denny Stadium。アラバマ大学フットボールの本拠地として、多くの熱狂的な試合の舞台になってきました。
アラバマ大学の学期中は、一人$35でスタジアムツアーに参加することができます。平日午前11時から1時間ほどアラバマ大学の学生がガイドを務めてくれます。
最初に案内されたのはスタジアムの北側にあるリクルーティングルーム。最初はVIP用のラウンジかなと思っていたのですが、秋のシーズンのホームゲームにはリクルート対象の有望な高校生選手をたくさん招待して、試合前と後にコーチらと話をする場所です。高校生の選手の他に2枚チケットを渡しているそうです。18個のナショナルタイトル、30個のSECタイトル、424人のドラフト選手などの展示が燦然と輝いています。圧倒的な実績ですよね。
次にメディアカンファレンスルームへ。Kalen Deboerヘッドコーチが会見をする場所です。演壇に立って記念撮影をすることも可能です。

その次は北側のスタンドにあるリクルーティング対象者用の席の見学。北側エンドゾーン奥の最前列がリクルーティング用の席になっています。
あいにくこの日は大雨だったためサイドライン際には行けませんでしたが、テレビ中継でよく映るロッカールームからフィールドへ続くトンネルは歩くことができました。

西側のスタンドの最前列の通路を通って移動。このスタジアムは、フィールドと同じ高さに通路があり、試合のときも観客はこの通路に入ることができ、選手に最も近い位置で観戦することができます。試合中ずっとこの通路に立って観戦する人もいるそうです。

今度は、ビジターチームのロッカールームへ。2020年に$107Mをかけて行われた改修の際にこの部屋は対象とはならず、Outdatedで古びた状態のままになっています。カーペットは25年間も変えられていないそうです。ちなみにこの部屋には”The Fail Room”という名前が付けられています…


しかし、ガイドの学生曰く、「他のスタジアムでは、ビジターチーム用ロッカールームに個別の席がなかったりエアコンがなかったりすることがあるのだから、それらの設備があるだけ立派だ」とのことでした。興味深いことに、この場所でアラバマ大学に勝利したチームは非常口サインにチームのステッカーを貼って帰ることが恒例らしく、何枚ものステッカーが貼られていました(このチーム・人はアラバマ大学を倒したっけ?というステッカーもありますが…)。

そして最後はホームチームすなわちアラバマ大学用ロッカールームへ。練習施設同様に試合用ロッカールームも立派です。ミシガンスタジアムのロッカーよりも広いですね。


スタジアムの前には、Nick SabanやPaul W. Bryantらナショナルチャンピオンを獲得したヘッドコーチの像が並んでいます。

Paul W. Bryant Museum
アラバマ大学のキャンパス内に、Paul W. Bryant Museumというアラバマ大学の体育会(Athletics)の栄光を伝えるミュージアムがあります。大部分はフットボール部に関する展示ですが、女子ソフトボール部の展示もありました。

歴代ヘッドコーチの功績が飾ってあります。このほかにもPaul W. Bryantヘッドコーチの執務室の再現やハイズマン賞を獲得した選手の展示など、様々なものがありました。


入館料は大人は$5、6歳から17歳までの子供は$3、5歳以下は無料です。月曜日が休館日となっています。
アラバマ大学公式グッズ販売店:Supe Store
アラバマ大学のキャンパス内に同大学のグッズを豊富に取り揃える公式販売店Supe Storeがあります。1905年から公式販売店をしているのですね。
このお店でありとあらゆるアラバマ大学グッズが入手可能です。

アトランタから西へ約3時間ドライブ
タスカルーサヘはアラバマ州バーミンガムの空港を使う方法と隣州のジョージア州アトランタの空港を使って行く方法があります。今回は、バーミンガムへの航空券代がアトランタ行の倍以上の値段であったため、アトランタでレンタカーを借りてタスカルーサへ向かうことにしました。バーミンガムへの航空便はあまり多くありませんので、運賃は高止まりしている傾向があるかと思います。

アトランタからタスカルーサまではI-20のハイウェイをひたすら西に進んで約3時間の道のり。道中は、ひたすら森や長閑な景色が車窓に広がります。
タスカルーサのレストラン① Antojitos Izcalli
ここからはタスカルーサにて立ち寄ったレストランを紹介します。まずはAntojitos Izcalli。本格的なメキシカンレストランで、お持ち帰りもできます。私はタコス2個とブリトーをいただきました。特にブリトーはモチモチの皮とお肉・ご飯が絶妙で美味しかったです。


タスカルーサのレストラン②:Southern Ale House
アラバマ大学のキャンパスから車で5分ほどの場所にあるSouthern Ale House。アラバマのビールや南部料理を食べられるお店です。その後にアトランタへのドライブが控えていたためビールは飲みませんでしたが、20種類以上は用意されていました。

注文したのはBBQ Smothered Chicken($17)。アラバマ風のマヨベースのソースをかけてもらいました。チキンがいかにも南部料理という感じで、サイドのコールスローとマッシュドポテトとともにとても美味しかったです。

ちなみにSouthern Ale Houseの隣にはPeterbrookeというフロリダやアラバマ等の南部を中心に展開しているチョコレート店があり、お土産の購入にはちょうど良いです。

タスカルーサ店限定のチョコレートとして、フットボール型のチョコやアラバマ大学のマスコットである象の形をしたチョコが売られています。

アラバマの地ビール:Common Bond Brewers

ホテルの売店にあったCommon Bond BrewersのOrbital CloudというHazy India Pale Aleのビールを飲みました。Common Bond Brewersは、黒人差別撤廃運動の発端となったローザ・パークスという黒人女性がバスの白人専用席に座って動かなかったという事件が起きたアラバマ州モンゴメリーにあるブリュワリーです。
アラバマ州モンゴメリーのビールが飲めるなんて「なんてアラバマらしい経験なんだ!」と自己満足していました(美味しいビールでした)。
まとめ
以上、一泊二日で巡ったアラバマ大学探訪の旅でした。日本人の方でタスカルーサに行く人は相当珍しいと思いますが、本記事が少しでもお役に立てば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
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