【カレッジフットボール】[Week 6]Michigan vs Washington戦振り返り

アメリカンフットボール

昨シーズンのナショナルチャンピオンシップの再戦となったこの試合、ワシントン大が雪辱を果たすのでしょうか。
なお、今回は画面越しでの観戦なので現地写真はありません。ご了承ください。

第1Q

ミシガン大のキックオフ、ワシントン大の攻撃で試合開始。まずは、パスとランの2プレーでワシントン大が前進。しかしその後はミシガン大が止めFGへ。なお、今週はWill Johnson(CB#2)が復帰。

ところがワシントン大のキッカーが蹴ったボールはポールの左へ逸れ、FG失敗。先制できずに攻撃を終えます。

ミシガン大の攻撃へと代わり、この試合でもKalel Mullings(RB#20)のランでゴリゴリ前進。そして、頼みの綱のColston Loveland(TE#18)へのパスを繰り返すも、敵陣45ヤード付近からのパントへ追い込まれました。

再び攻撃権を得たワシントン大は、ノーハドルでテンポよく攻撃。ここでミシガン大のGuy(DE#42)が本日初サック。

サックにより後退したものの、ここでワシントン大はGiles Jackson(WR#5)へのロングパス成功。Jacksonは2021年までミシガン大に所属しており、ワシントン大へ転校した選手です。

ワシントン大はその後も3rd Downでパスを決め攻撃を継続。敵陣3ヤード地点からDenzel Boston(WR#12)へのパスで先制!右足をしっかりエンドゾーン内に残していました。ワシントン大は、徹底してWill Johnsonがいないサイドへパスを投げているように見えます。

この後のミシガン大の攻撃は3回で終了し、ワシントン大も3回で攻撃終了。
第1Qはワシントン大が7点リードで終了しました。

第2Q

ミシガン大はMax Bredeson(FB#44)のブロックを活かしてランで前進。Donovan Edwards(RB#7)のランでファーストダウン更新したものの、Alex Orji(QB#10)の投げたボールがまたもやワシントン大DLの手で阻まれパントへ。

ワシントン大はスペシャルプレーを完璧に遂行して大きく前進し、最後はJackson(WR#5)へのパスでTD。14点差に広げました。

ここでミシガン大はJack Tuttle(QB#13)を召喚。実際に彼が今シーズンどれくらいパスを投げられるのかは不明なものの、明らかにOrjiがQBを務めるときよりパスを警戒し始めたワシントン大。

そこで、昨年のナショナルチャンピオンシップを再現するかのように、Edwardsが39ヤードを走り切りTD!点差を7に縮めました。

次のワシントン大は3回で攻撃を終了。

Edwardsはサイドラインでのハドルでオフェンス陣を鼓舞。このシリーズでも気持ちの入ったラン。しかし、敵陣26ヤード付近での3rdDownのランは止められFG止まり。

試合は14‐10でワシントン大が4点のリードに。

ワシントン大の2ミニッツオフェンスは順調にパスで前進。最後はFGで締めて点差を7に戻す。かと思いきやミシガン大のKeneth Grant(DT#78)がFGをブロック!

14‐10のワシントン大リードで前半終了。

第3Q

ミシガン大は後半最初のシリーズで、3rd&10のシチュエーションからパスでファーストダウン更新。先週まではなかった攻撃の形です。最後はワシントン大ディフェンスのラッシュがかかる中でLovelandへTDパス。Tuttleの登場で攻撃の形がガラッと変わりました。

17‐14でミシガン大が逆転!

この後のワシントン大の攻撃はフィールド中央まで進むもののパント。次のミシガンの攻撃は3回で終了。

ワシントン大もQBを代えTrue FreshmanのDemond Williams Jr(QB#2)が牽引。

ここで第3Q終了し、勝負の最終Qへ

第4Q

ワシントン大の攻撃が続く中、Mason Graham(DT#55)がサック!ミシガン大は、このピンチをFGで凌ぎました。

試合は17-17の同点に!

ミシガン大の攻撃はEdwardsのスリップと、ワシントン大のディフェンスパスインターフェアランスすれすれの守りでパス失敗となり、パント。ワシントン大が攻撃権を得ることに。

NBCの解説者が言及していましたが、ミシガン大は1st Downでは3人のDTを起用。

ミシガン大#15がインターセプト!前半でジャンプのタイミングを誤ってインターセプトを逃しましたが、今回はしっかりキャッチ。

しかし、インターセプトで得た折角の攻撃機会であったにもかかわらず、今度はTuttleが痛恨のファンブル。ボールとモメンタムがあっちに行ったりこっちに行ったりしています!
このチャンスをものにしてワシントン大がJonah Coleman(RB#1)のランでTD!24-17で再びリードを築きます!

ミシガン大は、今シーズン、これまでも苦しい局面は多々ありましたので、ここから頑張ってほしいものです。決死の4thDownギャンブルでファーストダウン更新をしたものの、直後に痛恨のインターセプト!ワシントン大が圧倒的優勢になりました!

ミシガン大学はここを0点で凌いで攻撃に繋げたいところでしたが、3rdDownでラフティングザパサーとパスインターフェアランスのダブル反則。ワシントン大がファーストダウン更新し、2ミニッツタイムアウトへ。試合も大詰めです。Will Johnsonがカバーしているレシーバーに対して(おそらくここ試合で初めて)投げてきましたが、完全にやられていましたね。

ワシントン大はここでFGを決め、決定的な3点を追加。残り1分6秒で27-17と2ポゼッション差とします。

ミシガン大はタイムアウトがない状態で攻めていきますが力尽き試合終了。

27-17でワシントン大がナショナルチャンピオンシップの借りを返しました!
試合終了とともに観客がフィールドになだれ込み、選手とともに喜びを分かち合っていました。

ミシガン大は一時QB問題が解決したかに思われましたが、結局はTuttleのファンブルとインターセプトがあまりにも痛く、正QBをどうするかは未だ議論の余地しかない状態。結局2つのターンオーバーから10点を奪ったワシントン大が勝利しました。

これでミシガン大学はカンファレンス戦で1敗を喫してしまい、Big Ten Championshipやカレッジフットボールプレーオフ進出は相当厳しい状況に。

この日はアラバマ大やテネシー大、USCが敗れるというアップセット祭りの日となりました。

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