黄色一色の機体が目立つアメリカの超格安航空会社「スピリット航空」。この度、アラバマ大学探訪の旅に行くために、デトロイトーアトランタ往復の際に同社の便を利用しましたので、スピリット航空の利用方法と感想を記事に残したいと思います。
基本料金は安いが何かと追加料金が発生
まず、スピリット航空の特徴としては、基本的な航空運賃は安いものの、座席指定や荷物の追加などはすべて別料金となっている点が挙げられます。
航空運賃の検索サイトであるSkyscannerの検索結果では、よく最安運賃としてスピリット航空の便が出現しますが、その金額はそうした追加料金を含んでいないはずですので注意が必要です。

今回は、一人での一泊二日の日程であったことや、南部は暖かく防寒装備が不要であったことから、基本料金の範囲内に収まるサイズのバックパック一つで搭乗し、追加料金の発生を免れました。なお、荷物は、預け荷物(Checked)だけではなく、機内持込みのものであっても、スーツケース等の一定のサイズを超えるものについてはCarry-Onとして追加料金が必要です。Carry-On Bagは$30、Checked Bagは$70の追加料金が発生します。
座席についても、指定をする場所に応じて追加料金がかかります。ゆとりのある広い席や前方の席になればなるほど高くなります。私は追加料金を払わずにランダムでの座席割当を選択したところ、後方の窓側席を指定されました。もしこの席を有料で指定するのであれば$14が必要でした。
実際に乗ってみた感想
実際に乗ってみた感想を一言でまとめると、「他の航空会社と遜色なく、普通に快適」でした。
座席はこんな感じ↓です。ちなみに機材はエアバスのA321でした。

若干ですが席の幅や前席との間隔は狭い気がしますが、デルタ航空やアメリカン航空などのフルサービスキャリアと大きな違いはなく、安い料金で乗れるのであればこれでも十分です。
テーブルは異様に小さくて貧相ですが、基本的に飲み物や食べ物といった機内サービスはなく、テーブルを使う機会はないのでこれでも問題ないと感じました。

私が搭乗した便は、全く遅延することなく、予定されたスケジュールのとおり目的地へ到着しました。運が悪いと大遅延となって旅程が崩壊してしまうことがあると思いますが、それは他の航空会社を使う場合でも避けられないリスクなので、どう捉えるかは難しいところです。
また、アメリカでは格安航空であっても不便・簡素なターミナルに押しやられるということはなく、デルタ航空等のフルサービスキャリアが使用するターミナルと同じ場所を使うので、その点でも不足はありませんでした。
スピリット航空を使ってみた感想としては、総じて好印象でした。一人であったことや荷物が少なかったこともありますが、最低限の料金で移動することができ、スピリット航空ならではの不便さを感じることはありませんでした。これが家族連れで荷物が多い場合や長距離便・国際線になると話が違うかもしれませんが…
費用を抑えて旅行するために、スピリット航空は候補として検討する価値があると思います!

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