【NFL観戦記】アローヘッドスタジアム@カンザスシティ

アメリカンフットボール

11月最終週のサンクスギビングデイ週に、カンザスシティ(ミズーリ州)にあるアローヘッドスタジアムにて、スーパーボウル二連覇中のカンザスシティ・チーフスとAFC西地区の同地区ライバルであるラスベガス・レイダースの試合を観戦してきましたので、その記録をまとめたいと思います。

赤色に染まるクラシックスタイルのスタジアム

そもそもチーフスとレイダースの試合を観に行こうと思ったきっかけは、ネットフリックスのQuarterbackというシリーズで、チーフスの絶対的エースQBのパトリック・マホームズが、レイダースとの試合はカレッジフットボールにおけるライバリーゲームのようなものだという趣旨の発言をしたことです。アツい試合になりそうだということで、カンザスシティ遠征を決定しました。

試合は、17-19と2点差を追いかけるレイダースが、第4Q残り15秒・敵陣32ヤード地点でスナップをファンブルし、ボールをチーフスがリカバーしてそのまま試合終了、という展開でした。

結局敗れてしまいましたが、レイダースのルーキーTEブロック・バウワーズが10回のレシーブで140ヤード獲得というド派手な活躍をしていたのが印象的でした。

チーフスのスーパースターQBであるパトリック・マホームズは、パス46回中26回成功で306ヤード獲得・1TD。パスが思うようには決まらず、本人はフラストレーションが溜まっているような様子でしたし、なかなか攻撃が続かないことに対してチーフスファンも時折ブーイングをするなど、あまり満足できる試合ではなかったようです。大黒柱かつスーパースターに対してもファンは厳しいことを言っており、大変な仕事だなぁと感じました。

それでも2点差で勝ち切るところはさすが王者というところでしょうか。

アローヘッドスタジアムといえばこのトマホークチョップの掛け声。キックオフやチーフスディフェンスが相手を止めたときなどに行われます。

3階席から観戦しましたが、傾斜がかなり急なので、フィールドは見やすかったです。

アローヘッドスタジアムの周辺一帯は駐車場になっています(中継の空撮映像でもスタジアム周辺にビッチリと駐車されている様子がよく映し出されますよね)。私はRed Parkingのチケットを事前に購入し、試合当日は流れでGate 3から入ってLot Lに車を置きました。Lot Lからアローヘッドスタジアムは歩いて移動することになりますが、途中で細い歩道橋とトンネルを通らねばならず、そこがボトルネックとなって行きも帰りも人が滞留してしまう状態になっていました。車とスタジアムの行き来には、行きは約20分、帰りは30分くらい要しましたので、試合開始に間に合うように早めに行動することをおすすめします。

スタジアムの外観はこんな感じ↓ 「CHIEFS」の赤が若干色褪せていても塗り直さないのは何かこだわりがあるのか…

スタジアム内にはプロショップがあります。私が行ったスタジアム内のプロショップとしては、グリーンベイのランボーフィールドに次ぐ広さのお店でした。

カンザスシティ観光

試合日の前日には、カンザスシティの中心部にあるユニオンステーションに行きました。カンザスシティは、現在のように自動車や航空機による輸送が一般化する以前は、鉄道の要衝として活躍しており、ロッキー山脈で隔てられた西海岸と中西部をつなぐ拠点として、数多くの旅客列車や貨物列車が発着していたようです。現在は、シカゴとロサンゼルスを結ぶアムトラックのSouthwest Chief号が発着するものの、駅というよりは主に観光施設として利用されているようです。

ユニオンステーションには夜6時頃に行きました。1914年開業の歴史的建造物がライトアップされて幻想的な光景でした。チーフスが2024年のスーパーボウルに勝ったときには、このユニオンステーション界隈で優勝パレードが行われていたはずです。
クリスマスの装飾も相まって、とても豪華な内装に見えました

今回は時間の都合で行けませんでしたが、ユニオンステーションにはサイエンスシティやプラネタリウムに加え、ウォルト・ディズニー氏がカンザスシティで育ったこともあってディズニーの歴史に関する展示といったアトラクションも用意されています。

また、サンクスギビングデイ当日のため休業していて行けませんでしたが、次の機会があればBoulvard Brewingに行きたいなと思います。なお、Boulvard Brewingのビールはカンザスシティ国際空港内のレストランでも飲むことができます(私も一杯いただきました)。

カンザスシティの大人気BBQレストラン-Joe’s BAR-B-QUE

チーフスvsレイダースの試合は14時キックオフだったので、その前にカンザスシティでおそらく一番有名だと思われるJoe’s BAR-B-QUEで昼食をとってからスタジアムへ向かおうと考えました。

しかし、多くの人が同じことを考えていたようで、開店時間の11時過ぎにお店に行ったところ、店外まで行列ができていました。待つこと約45分、お目当ての”Two Meat Dinner”を買うことができました。

メニュー・値段は↓のとおりです:

店内はそれほど広くありません。テラス席もあるので(ガソリンスタンドに面した場所ですが…)、暖かい日はお店の外の席で食べるのも良いかもしれません(私が行った11月29日の昼頃の外気温は約2 ℃でした…)。

さすがに人気店というだけあって料理は美味しかったです!行列に並ぶ価値はあると思いますよ。ソースはお土産品として販売もされているので、気に入った場合は買って帰っても良いと思います(私は購入しました)。

余談:JeepのGladiatorに乗ってみて

今回のカンザスシティでの観光に際しては、以前ダラスに行った時にも利用したTUROで、JeepのGladiatorというラングラー風のピックアップトラックを借りました。

YouTubeのレビュー動画で、ラングラーの乗り味は独特であるという評価を見聞きしていたので、実際に自分で乗って感じてみたいと思い、割高ではあったものの、この車を借りることにしました。

乗ってみた感想は以下のとおりです。

  • 良かった点
    1. 見た目のワイルドさ(←唯一無二のタフそうな外観はやはり魅力的)
    2. 後席のチャイルドシートに子供を乗せやすい
    3. ステアリングヒーターとシートシーターが強力で、すぐに暖かくなる(氷点下の気温で乗り始めても、本当に10秒くらいで手先と上半身は暖かくなります)
    4. カーナビやリアビューのモニターが高画質
  • 悪かった点
    1. 乗り心地は前評判通り良くはない(長時間や山道のドライブはかなり疲れそう)
    2. 動きがゆったりしている(そもそも車の性格からして速く走ることは想定されていないはずなので、期待することがお門違いかもしれません…)
    3. 静穏性は低く、ロードノイズが大きいため運転中は車内で会話しにくい(運転席と後席で会話するには、結構大きな声で話さなければ厳しそう)
    4. 燃費は良くない(これも最初から期待してはいけない類のものかもしれません)
    5. 窓を開け閉めするスイッチがセンターパネルに付いていてわかりにくい
    6. 車体の全長が長く、都会で運転する場合はそれなりの注意が必要
    7. 車体サイズの割には車内は広くない

結論としては、レンタカーで数日乗るだけで大満足!という感じでした!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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