Automobile Hall of Fame (自動車殿堂)@Dearborn

アメリカ生活

フォードのお膝元、ミシガン州ディアボーンにあるAutomobile Hall of Fame(自動車殿堂)に行ってきました。自動車業界の発展に寄与した偉人達の功績を称え、各人の貢献・実績やそれに関連する物品が展示されています。

展示は、比較的説明重視の構成になっており、子供でもある程度は楽しめると思いますが、基本的には大人向けなのかなという感想です。

以下、いくつかの展示を紹介したいと思います。

本田宗一郎氏に関しては人一倍広いスペースが割かれていました。モータースポーツへの挑戦や厳しい環境規制への適用など、野心的・挑戦的な姿勢が紹介されていました。
日系自動車メーカーのなかではいち早く現地生産を開始したホンダ。今日のアメリカ市場におけるホンダ人気は、こうした歴史あってのことかもしれません。ヘンリー・フォードミュージアムの方には、オハイオ州メアリーズビルの工場で生産された第一号のアコードが展示されています。
本田宗一郎氏の展示の反対側にはトヨタ陣営に関する展示が。トヨタの中興の祖と呼ばれる豊田英二氏によるスローガン。他にも、豊田喜一郎氏や豊田章一郎氏に関する説明がありました。
福岡県久留米市の地下足袋メーカーを、世界一のタイヤメーカー、ブリヂストンへと成長させた石橋正二郎氏。
日本へ欧米の自動車を輸入し国内展開した梁瀬次郎氏。「ヤナセ」の名はトヨタやホンダ、日産に並ぶブランドとして認知されていると紹介されています。
インディアナポリスモータースピードウェイやインディ500を創設したカール・フィッシャー氏ら。100年以上前からそのようなサーキットやレースを作っていたという先進性には驚きました。
アメリカ車や日本車だけでなく、ドイツが誇る大御所メーカー、メルセデスベンツとフォルクスワーゲンについての展示ももちろんあります。
こちらはかつてミシガン州の中心的空港として利用されていたウィロー・ラン空港のレンタカー店舗の再現。アメリカではほとんどの都市では移動のためにレンタカーが必要になるので、このビジネスを確立したウォレン・エイビス氏には感謝です。

これらの展示以外にも、各メーカーの創業者(フォード、シボレー、ビュイック、プジョー、ブガッティ、ベントレー、オペルなど)に関する展示や、エジソンが1889年に開発した最初期の電気自動車など、いろいろなものがありました。

Automobile Hall of Fameは、自動車産業の発展やレジェンドたちの功績を学ぶ場として最適な施設でした。

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