ウィスコンシン州エリンにあるエリンヒルズゴルフクラブにて開催されたゴルフのUS Women’s Open観戦(観戦記はこちら)の帰路、ウィスコンシン州のミルウォーキーとミシガン州のマスキーゴンを結ぶミシガン湖横断フェリー「Lake Express Ferry」を利用しましたので、そのときの様子を書いていきます。
Lake Express Ferryについて
Lake Express Ferryはウィスコンシン州のミルウォーキーとミシガン湖(世界第5位の広さを誇る海のような湖)を挟んでほぼ真東にあるミシガン州のマスキーゴンを約2時間30分かけて結ぶフェリーです。ウィスコンシンとミシガンを行き来する際に、悪名高きシカゴ周辺の渋滞を回避できることがウリの船便です。
冬季は運航しておらず、2025年の場合は5月2日から、本格的な寒さに包まれる前の10月20日まで営業するようです。
春ダイヤ、夏ダイヤ、秋ダイヤの3つがあり、春と秋は午前便と午後便の1日2往復、夏は基本2往復で水・木・金・日のみ夜便が増便され1日3往復体制になります。
時間はLake Express Ferryのホームページで確認できますが、時間表示はミルウォーキーはCentral Time、一方でマスキーゴンは1時間進んだEastern Timeで表記されているのでご注意ください。
料金は、クラシックキャビンという一般席を利用する場合は、大人は片道$114.50で往復は$199、5歳から17歳の子供は片道$58で往復は$104、4歳以下の幼児は無料となっています。上級のプレミアキャビンは片道$136で往復は$245で12歳以上の人のみが利用可能です(Wifiサービスや飲み物サービスがあります)。
自動車をフェリーに一緒に載せる場合は、これに加えて片道$124で往復は$236が必要になります。
車1台と家族3人でこのフェリーに乗るとなるとそれなりの費用がかかります…

ミルウォーキー12時30分発の午後便を利用
私は、12時30分ミルウォーキー発で16時にマスキーゴンに着く午後便を利用しました(所要時間2時間30分)。

船はスケジュール通りの時間に出発し、マスキーゴンへ到着。船内は体感で7割くらいの席が埋まっていたという印象です。US Women’s Open帰りのお客さんは一見したところいなかったようなので、普段からこのような混み具合なのかもしれません。ただし、車はスペース一杯に積まれていましたので、もし利用が決まっているなら予約はしておいた方が無難です。

船内の様子
船内はクラシックキャビンとプレミアキャビンの2つのカテゴリーの席で構成されています。今回はクラシックキャビンを利用しましたので、そちらの紹介となります。
まず、座席は自由席です。早い者勝ちとなりますので好みの席を確保するのであればササっと動く必要があります。
クラシックキャビンの窓側には3人掛けの席が並んでいます。前席の背部に折り畳み式のテーブルが付いていますが、あまり丈夫な造りではなく、壊れているものもありました。

中央部には4人掛けのテーブル席が並んでいました。こちらのテーブルは丈夫そうでした。

なお、クラシックキャビンではWifiサービスは提供されていませんでした(プレミアキャビンであればWifiサービスが付いています)。港を出発してから目的地に着くまでは、基本的に電波は入らないと覚悟しておいた方が良いです。船が現在どの位置を航行しているかは船内モニターに表示されています。
船内は非常に静かで、揺れもありません。時速40マイル(約64km)の速さで進みます。
まとめ
以上、Lake Express Ferryを利用した際の記録や感想でした。料金はそれほど安くはなく、コストパフォーマンスが優れているとは言い難いですが、渋滞しやすいところを運転しなくて良いというメリットはありますので、ミシガン・ウィスコンシン間を移動する場合にはフェリーも一つの手段としてご検討ください。
コメント